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【読書ノート】学びを結果に変えるアウトプット大全(樺沢紫苑)

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目次

おすすめのポイントと基本情報


【おすすめ度】
★★★★★(5/5)

【おすすめのポイント】
本を読んだり勉強したりして人生を良い方向に変えたいと思っている人には必読の一冊。

人が成長するのはアウトプットした時だけ

という真理をはっきりと突き付けてくれる。

また、アウトプットに関連した知識を網羅的に紹介してくれているのでカタログ的な使い方もできる。

読みやすい本なので手元に置いておくと様々な場面で役に立ってくれる本だと思う。

【おすすめしている人】※リンク先はYouTube
・マコなり社長
【超要約】人生で必ず読むべき本 100選

書籍情報

書名:学びを結果に変えるアウトプット大全
著者:樺沢 紫苑(かばさわ しおん)
出版社:サンクチュアリ出版
発売日:2018年8月3日
価格:1,760円

書籍目次

はじめに
CHAPTER1 アウトプットの基本法則 RULES
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方 TALK
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方 WRITE
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力 DO
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法 TRAINING
おわりに
参考文献
著者プロフィール

読書ノート

『アウトプット大全』を読む目的

インプット(読書や勉強など)とアウトプット(仕事など)の理想的な比率を知る
②様々なアウトプットの手法を知ることで、インプット主体だった行動パターンをアウトプット主体に変える

読書や勉強をしていても自分の人生があまり変わっていないように感じることは多い。
勉強、つまりインプットばかり一所懸命にやっていてもダメなのではないかと思い本書を読むことにした。

本書を読むまでは

インプット:アウトプット=8:2

くらいの感覚で行動していた。

インプット偏重では自分の成長を感じられないので、理想的なインプットとアウトプットの比率を知りたいと思ったのが本書を読む最大の目的だ。

また、本書はカタログ的な本であり、様々な手法が載っている。
全ての知識が自分にとって有益ではないにしても、取り入れられるものは取り入れて、自分の行動をアウトプット主体のものに変えたいと考えた。

『アウトプット大全』を読んだ感想

目的①について

目的①

インプット(読書や勉強など)とアウトプット(仕事など)の理想的な比率を知る

これについては明確に本書に答えが載っている。

すなわち、インプットとアウトプットの理想的な比率は

インプット:アウトプット=3:7

なのだそうだ。

通りでこれまで本を読んでもあまり自分の人生が前進していなかったわけだと痛感した。

もっとも、本書で紹介されているインプットとアウトプットの比率は勉強に関するものだ。

勉強する場合に、覚える時間(インプット)と練習する時間(アウトプット)の比率を変えて覚える量を測定する、という実験の結果を引用している。

練習も含めて勉強そのものをインプットとし、仕事などの勉強結果の発現をアウトプットと考えると、結論は変わってくると思われる。

もっとも、本書は冒頭の「はじめに」から一貫して、

人が成長するのはアウトプットすることによる

と主張している。

インプットとアウトプットの細かい比率はともかく、アウトプット主体でなければ成長しないということをはっきり言ってくれているのでこの点は大きなパラダイムシフトになった。

特に、私のようにインプット中心の行動をしている人は、「はじめに」と「CHAPTER1 アウトプットの基本法則 RULES」は必読だと思う。

アウトプット主体の行動にした方がいい理由をていねいに解説してくれている。

ちなみに、樺沢先生自身もインプット主体で行動していてあまり成長していない自分を痛感したらしい。

インプット主体で行動している人の目を覚まさせてくれる本として本書は非常に有用と感じたので最高評価を付けた。

読書で自分の人生を変えたいと思っている人はなるべく早く本書を読んでアウトプット主体の考え方に切り換えた方がいいだろう。

目的②について

目的②

②様々なアウトプットの手法を知ることで、インプット主体だった行動パターンをアウトプット主体に変える

本書ではCHAPTER2以降で様々なアウトプットの手法を具体的に紹介してくれている。

特に良かったのが、樺沢先生自身のノートなどの実物写真が多く掲載されていることだ。

自己啓発の本を読んでいると、

あんた自身は実際に実践してるの?

と思うことが多いが、本書では写真が掲載されているので信憑性が高い。

また、コミュニケーションをはじめ、メモやノートの取り方、TO DOリストの作り方など今すぐに使えそうな様々な手法を載せてくれているので参考になる知識も豊富だ。

やや断片的に感じる部分もあるが、自分に必要なところだけ読めばいいのであまり気にならないだろう。

網羅性が高いので持っていても損のない一冊なのは間違いない。

『アウトプット大全』の不満点

これといった不満はない

実はもともと樺沢先生にはあまりいい印象は持っていなかった。

医者の本職そっちのけで似たような内容の自己啓発本ばかり書いている印象があったからだ。
というか今でもそう感じているところはある。

もっとも、本書『アウトプット大全』については予想外に良質な知識がまとまっていたため読んで驚いてしまった。

・寄せ集めの知識
・目新しさはない

といった批判もあるようだが、本書を一冊だけであらゆる場面が網羅されているので、誰にでも役立つ知識が必ずあるだろう。

また、前述した通り、「はじめに」とCHAPTER1ではアウトプットの重要性を根拠を示して解説してくれているので単なる知識の寄せ集めとは異なる

単に趣味としての読書ではなく、書かれている内容を実践するという視点で読むのであれば極めて有用な本だと思う。

まとめ

本書でも再三書かれている通り、インプット主体からアウトプット主体へとチェンジすれば人生が劇変する可能性がある。

本書の体裁は寄せ集めの知識集のようになってしまっているが、最大のポイントは、インプット主体の考え方をアウトプット主体へと変えてくれるところだ。

少しでも中身が気になったらさっさと買って読んでしまうことをおすすめする。
特に、「はじめに」とCHPTER1だけでも。
本書はあまりにも有名なので基本的に売っていない本屋はないはずだ。


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