【感想】億万長者のお金を生み出す26の行動原則(ダン・S・ケネディ)

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基本情報

【書籍情報】

書名億万長者のお金を生み出す26の行動原則
原題No B.S. Wealth Attraction for Entrepreneurs
著者ダン・S・ケネディ(Dan S. Kennedy)
監訳小川 忠洋
出版社ダイレクト出版
発売日2010年10月30日
価格4,070円(税込)
頁数238ページ

【目次】

監訳者序文
はじめに
第1章 お金を生み出す行動原則26
 1 良心の呵責は真っ先に捨てるべし
 2 行く手には溢れんばかりの富が待っていると確信せよ
 3 お金儲けと「精神性」を一緒にするな
 4 起業家の務めとは何かを自覚せよ
 5 恐怖心を乗り越えて、パワーを全開にすべし
 6 言い訳は無用
 7 お金について自信を持って語れ
 8 「大物」になって市場を支配せよ
 9 隠れるな、表に出よ
 10 機会を待たずに行動せよ
 11 「結果」を「新たなチャンス」ととらえよ
 12 言ったことは必ず守るべし
 13 求めることの達人になれ
 14 チャンスはあなたのそばにあると知るべし
 15 情熱よりも市場の求めるものに焦点を合わせろ
 16 ニッチ市場へ踏み込め
 17 あらゆる「境界」を乗り越えよ
 18 目標を明確に意識するべし
 19 経済的に自立せよ
 20 自らの値打ちを高めよ
 21 「未来預金」で資本を増やすべし
 22 マーケティング力にモノを言わせろ
 23 成功者に相応しい行動をするべし
 24 億万長者の2つの習慣を見習え
 25 力を与える人、奪う人を見極めるべし
 26 勇気を持って結果を追い求めるべし
第2章 その道のプロが語る「お金を生み出す」特別な話
第3章 お金を生み出す資料集
著者紹介

おすすめのポイント

【おすすめ度】
★★★☆☆(3/5)

良かった点

1.えぐいくらいに金儲けのマインドが徹底されている
2.金儲けの最重要科目はマーケティング

気になった点

金儲けに魂を売りすぎている感じがする

感想

良かった点

1.えぐいくらいに金儲けのマインドが徹底されている

一番良かったのはやはり金儲けマインドを知ることができたことですね。
儲けるということが徹底されている。

「儲けるためならなんでもやる」みたいなえげつなさが感じられますが、実際に儲けてる人たちってそれくらいの開き直りを感じる人ばっかり。

印象に残ったのは、高価な物置小屋の会社の話。

【問】

私のクライアントに、庭に置くための上等で高価な物置小屋の製造と設置を手懸けている会社がある。その会社のある客は、小屋を買ったのに、ガレージに積んであった荷物を小屋に移動させないから、いまだにガレージに車を停められないでいる。別の客は、ガレージの荷物を小屋へ移したのに、またガレージにものが山積みになり、やはり車を停められない。さて、物置小屋の会社は、これらの客に返金しなければならないだろうか?

49ページ

【答え】

もちろん、そんな必要はない。むしろ、片付け進むように、小屋をもう1つ売るほうが得策だ。ガレージの整頓を請け負ってもいいし、「ガレージお片付けキット」を売ったっていい。とにかく、何か売るのだ。

49ページ

客の目的はガレージが片付くことなのですが、とにかく売ることを考える姿勢は清々しいまでに儲けることしか考えていない。

もちろん正攻法な考え方も目から鱗のものがありました。

一度来てくれたお客さんは、リピーターになるように働きかけるということです。
つまり、お客さんの来店や購入は結果ではなく、新たなチャンスであるということ。

一度購入してくれているわけですから、他のお客さんに比べれば再度購入してくれる可能性は高いわけです。

そんなわけでとにかく儲けるにはどうすればいいのかという起業家マインドが養えます。
自分でビジネスを起こして稼ごうと思ったらここまでふてぶてしくいかないとダメなのは間違いないでしょうね。

2.金儲けの最重要科目はマーケティング

金儲けのためにはなにを学べばいいのか、というのは気になる問ですが、本書では答えを示しています。
マーケティングです。

確かにXとか見ててもマーケティング最重要説を唱えるインフルエンサーは多い。

うすうすそうなんじゃないかと思っていましたけど、インフルエンサーだとちょっと根拠が弱い。
米国有数の起業家であるダン・S・ケネディが言ってくれると信頼感があります。
マーケティングを勉強しまくってやろうという気になりました。

気になった点

金儲けに魂を売りすぎている感じがする

まあ当然なんですけど、「あまりに金儲けに走りすぎてないか?」というのは本書を読んだ誰もが思うところだと思います。

例えば。

ご都合主義の最たるものと言われるのが起業家だ。実際その通りだ。人の不幸は蜜の味。それが商売というものだ。

51ページ

火事で焼け落ちる家があるからこそ火災警報器は売れる、と。

その他にも、

好きなことをやっていても富は生まれない

122ページ

金儲けのために人生を売っているように感じる表現もあるのでどうなんかな、と思うことも多かったですね。

ただし、やっぱり金がないとできないことも多いので、本書の主張は決して間違っていないようにも感じられます。
稼げていないうちは、ダンの言うように金儲けに邁進するくらいがいいのかもしれない。

まとめ

きれいに商売しすぎていても儲けられない、というのは日頃から感じていました。
本書の露骨な精神を学べたのは個人的には良かったです。

4,070円とちょっとお高いですけど、読んで良かったとは思っています。

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